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イケてないユーザービリティって?

2008年4月15日 Creatorsトーク

Bad Usability2008のサムネイル ノルウェーにあるユーザービリティの専門会社「NETLOFE RESEARCH」から、イケてないユーザービリティをピックアップしてカレンダー風にまとめた「Bad Usability Calendar」のPDFファイルを配布しています。プリントアウトしてあなたのオフィスのミーティングルームにでも貼っておきましょう、という啓蒙活動ですね。

Web業界でアグレッシヴな活動で名前を目にすることが多々ある長谷川恭久さんが、「Bad Usability Calendar」の日本語翻訳を提出してくれました。これで各国語版に混じって日本語版もダウンロードできるようになりました。ありがとうございます!

ユーザービリティって、鉄則といわれる項目がありつつも、時代と技術とユーザー側の進化によって、追加されていくものや優先度が下がっていくものがあります。
この「Bad Usability Calendar」は、適度に今日的な「イケてない手法」をポップにまとめていて、面白いなぁと思いました。

一昨年だったか、「Web2.0的なデザインでよろしく」とご注文のあった案件がありました。担当スタッフが「見た目でいうWeb2.0的って?」とググってみたところ、「Web2.0っぽいデザイン」をまとめてくれたサイトがいくつかありました。それで、ああなるほどこういう見た目がそうなのかーと納得。
デザインの流行を取り入れることは、必要なことでもあります。
といっても「〜っぽいよね」という要素が同一平面上にいくつもあると、「なんだかね」という結果になってしまうので、気をつけないといけません。困ってしまうのは、意識したわけでもないのに、カタチにしてみたら「〜っぽいね」というものだった時。思わず天に向かって両手を差し出し、叫んでしまいたくなります。「オ〜マイ、ガッ!」


記事で触れた長谷川恭久さんの個人サイト「could」をご紹介します。
今年に入り、WordPressを利用して「オープンWebデザイン」を掲げながら、リニューアルプロセスをそのままサイトの変化で展開しています。興味深い試みです。


written by TZK:アイデアビューロー・Webチームのアートディレクター。

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