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Googleの広告@汐留

2010年11月14日 Creatorsトーク

汐留のGoogle ディスプレイネットワークの広告

電通、日テレ、ソフトバンクのある汐留駅から出てすぐの柱に、「グーグルがオンライン広告を進化させていきます。」という広告。
シンプルすぎて一瞬工事中の告知かと思ったけど、Webページに赤いエリアを示す、「オンライン広告 クリエイティブのこれから。」という面を目にしたとたん、Webブラウザの中にいたものがリアルに出現しちゃった驚きを感じたのでした。
九字を切っても、ネットの世界に戻ってくれそうもありません(笑)
広告というには、あまりにも直球でシンプルな表現。Googleのアートワークに通じる装飾を排したページデザインのテイストが、ストリート広告としてそのまま目の前にある。どんなキャンペーンの仕掛けであっても、これほどネットとリアルをショートカットで結びつけることってなかったかも。

この広告は、Google ディスプレイ ネットワーク(旧Google AdWordsコンテンツネットワーク)のもの。シンプルなテキスト広告から視覚に訴えるイメージ広告・動画広告までを、多くのウェブサイトに効果的に掲載することを目的とした会社。
パソコンや携帯電話でウェブを閲覧しているユーザーに、彼らを見込み顧客としている広告をタイミングよく表示させることができること、とりわけYouTubeによるディスプレイ広告を、広告主や広告代理店により深く知ってもらうための全世界的キャンペーンが、この柱に掲げられた広告群。

Googleのディスプレイ広告ページGoogleの収入源は広告ですからね。
ほとんど公共サービスともいえるGoogleが提供するサービスは、収益あってこそ提供されるもの。そこに広告出稿することは、自社の製品&サービスのアピールと同時に、公共サービスに出資しているというクリーンなイメージがおまけについてきます。

しかもクリック数より広告効果の測定を重視するという考え方は、広告を出すことの意味をとてもシビアに分析してくれます。

2009年5月にGoogleがAd Plannerをスタートさせた時、広告業界に黒船襲来と騒がれたものでした。
媒体資料と過去の経験以外に広告出稿先サイトの判断材料を持たなかった広告主でも、Ad Plannerなら担当者がデータ分析によって直接サイトを比較し、出稿先を選べることになるのです。この分野で広告代理店の出る幕はなくなるんじゃ?と思われたものです。

Googleのディスプレイ広告ページ広告は変わっていくでしょう。
それを観るユーザーが変わってきてしまったのだから。
TV-CMの影響力はいまだ圧倒的ではあるけど、流行は必ずしもTV-CMから生まれる時代ではなくなってしまいました。
「本当の尖閣」ビデオ流出は、国民全体に知らしめるムービーはどのような方法で発信でいるかのデモンストレーションでもありました。

モノを売るための広告。ぼくらも無縁ではありません。
自分はどこのツボを押されたら購買に走ってしまうのか?自分を把握してないと危ないっすね。罠がピンポイントで迫ってきますよ。

 

written by TZK:アイデアビューロー・Webチームのアートディレクター。

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